■新宿三丁目の大人気オイスターバー『jackpot』隣の『エカイエ』
2021年3月に新宿三丁目のオイスターバー『jackpot』さんをお訪ねしました。以前一度来たことがあって、本日もそこで、というつもりでした。
しかし、あいにくコロナ禍でも満員営業だったので、お隣のビルの「エカイエ」さんへご案内されました。
ホントにお隣(笑)
Jackpot新宿三丁目店さんはガラス張りの建物で、テーブル席もあり比較的「デート向き」な印象ですが、エカイエさんの方はどちらかというと、店内も入り口からカウンターが続く造りでラフな印象です。
画像:エカイエさんHP
好みはあると思いますが、両方入ったことのある私の感想ではなぜか??エカイエさんの方が「牡蠣が美味しく食べられる雰囲気」がします。(何でなのかは分かりませんw)
そして、親密な関係の二人やお友達であれば、エカイエさんの方が和む感じになるかもしれません。
どこからか漂う地方感が、牡蠣の産地にいるかのような錯覚を起こす印象があります。
◆店名の「エカイエ」とはフランスの牡蠣むき専門職人の呼称。日本の牡蠣がつないだ世界のカキ文化
ちなみにですが、店名となっている「エカイエ」はフランスの牡蠣むき職人に対する呼称だそうです。
フランスの牡蠣文化と日本は実はとても縁があり、フランスはかつて牡蠣が絶滅するという歴史を持っていて、その時に宮城県の牡蠣を輸入して現在の繁栄までの道筋をつくったという経緯がありました。
さらに、2011年の東日本大震災の時にはその時の縁で、かつての経緯を知っていたフランスの方がニュースで震災被害の状況を知り、恩返しの気持ちを込めて宮城に海に浮かべるためのブイを牡蠣支援として贈ってくれたそうです。
フランスだけでなく、日本の牡蠣は世界各国へ渡っており、世界をそのジューシーな味わいでつないでいます。日本の真牡蠣は圧倒的な繁殖力と生命力を持っており、世界の真牡蠣の殆どは日本の真牡蠣の子孫と言われています。
■『エカイエ』さんへ行ったら必達の「ハッピーアワー」980円
さて、訪問時の情報なので、いつまであるかは分かりませんが、「エカイエ」さんのハッピーアワー(19:00入店まで)は相当な出血大サービスのセットなので、最初の1杯には迷わずこのセットを頼みましょう!
2021年3月撮影
岩カキコ「100万円分の牡蠣を食べるツアー」で「エカイエ」さんへ伺った際の話はコチラ
そこでも書いたのですが、おそらくは「本日の牡蠣」の牡蠣の中でも、開けてみて身が小さかったものを「ハッピーアワー用」に回して、
それによって単品注文でお客様に出す商品をより大きくて確実に身がしっかりしているものに徹底しているように思えました。かといって、ではハッピーアワーで出て来る牡蠣が美味しくないかというと、「かなり美味しい」し、価格も破格の提供。
素晴らしいとしか
言いようがない。
なんと言うかですね、お客様目線の経営方針が本当に素晴らしいなと思いました。また、入荷している牡蠣の種類もおそらく吟味の末に一定の質をクリアした生産地のもの以外は置いていない印象もしました。
ですから、種類は絞られていますが、基本的に
全部美味しい。
という、なかなか実現しない営業が実現しています。
2021年3月撮影
カキコとしてはこれまでの経験からの勝手な主観ですが、色々な産地の牡蠣が常にある「オイスターバー」という感じのこじゃれたお店は基本的に在庫のほとんどは牡蠣にしては「無味無臭」のようなものを出すところが多いなという感じがしてます。
なので、お寿司屋さんのような1種類しかありません、というところの生牡蠣の方が数段質が高いという気がしてます。(今はどうか分かりません)
エカイエさんはオイスターバーなのに、全部美味しい!という感動の品ぞろえでした。
■『エカイエ』さんの生牡蠣はミルキー度にこだわっていると思われる
牡蠣は知識をまだ全然入れてない私が言うのもなんですが、「磯っぽさ」と「ミルキーさ」の横軸とコクや旨味の深さの縦軸で座標が出来ている気がします。
2021年3月撮影
さっぱりした「磯っぽさ」が好きな方も好みですから居るとは思うのですが、「エカイエ」さんで用意されている生牡蠣は全般比較的「甘さ」が平均以上あるものが多かった印象です。
甘さとコクにこだわっているのかも??
ちょっと考えられない事ですが、岩牡蠣の女王と名高い「春香(はるか)」がですね、先日食べた生牡蠣の中で、2番目か3番目に淡白だった印象すらしました。(五島列島の後に食べたからかもしれませんw)
甘くてミルキー系の牡蠣が食べたい人は迷わず「エカイエ」さんへGO!です。
※3月上旬にも関わらず、岩牡蠣が2種も揃っていました!
■『エカイエ』さんを訪れる際の注意点
とりあえず、人数が分かっているようであれば、予約を入れた方がいいです。また、ハッピーアワーの関係から遅くとも19:00前に入ることを強くオススメします。
2021年3月撮影
そして、私たちが入店したのは19:00以前だったわけで、約1時間ほどでマッハで平らげて食事を終えたのですが、岩牡蠣「春奈」はラスト1個、いくつかの牡蠣は次々売り切れとなっており、時間が遅くなればなるほど食べられる牡蠣の種類が減っていきます。
もしかすると、限られた数を仕入れることで質の高さを保っているのかもしれません。
つまり、
早めの時間に行きましょう(笑)
そうすれば、飛び切りの宝石牡蠣を破格の値段で食べることが出来ます。
あと、余談ですが、加熱系のメニューも(見るの忘れましたが)揃っていました。
以上、カキコのレポートでした。
「エカイエ」さんごちそうさまでした。
コメント