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牡蠣マメ知識

■2021年3月 認定「かきオイシスト(Kaki Oycyst)」にたまたまなれちゃった牡蠣知識・超初心者(カキ好きなだけ)レベルの岩カキコ

昨日、晴れて「認定 かきオイシスト」になれた岩カキコです。こんにちは。

 

認定証いただきました♪

すごい、本格的な認定証を頂いちゃいましたよ!


2021年3月

 


2021年3月

 

■「認定 かきオイシスト」になる方法(難易度:1/10)

こちらの「認定 かきオイシスト」資格はカキペディアさんのサイトにある「オンラインかき検定」で25問中80点以上の得点が取れると合格し、認定申請をすることで「かきオイシスト」として公式認定されます。(要諸費用3333円)ゾロメで素敵。

 

さらに、公式認定されると、カキペディアさんの公式ショップ「かきうみ堂」から認定バッチも発送されるようです。(領収書と一緒に届きました)

 

バッチはまだ届いていませんが

きた~♪


2021年3月撮影

 

取得した感想としては、難易度はさほど高くはないものの、結構かきに興味がないと80点は取れないだろう、という絶妙な合格ライン設定になっており、取ったところでどうこうという資格でもないので「かきを愛していることの証明」という感じです。

 

愛が証明できるなんて!

 

申請にかかる金額に対しても、牡蠣を愛していたらカキペディアさんの牡蠣の海をまもる活動に使ってもらえたらいいなあ、とかぼんやり思うと思うので、その活動にちょっぴり自分も参加できた気分にもなれて、負担には感じませんでした。

 

なんか、暗黒の美術大学時代に取得した「ガス溶接免許」以来の、非常に純度の高い資格という感じがして、岩カキコはかなりこの資格を取得したことを誇りに思っています♪ちなみにカキコが持っている純度の高いほかの資格に「スケート5級」というものがあります(笑)

 

まだ正直、自己認識としても牡蠣知識0段階に近い私がこうして「認定 かきオイシスト」資格なんて貰えてしまうと、俄然、やる気と「もっと知りたい!」意欲がわいてくるのが不思議です。

 

カキ愛してる!!

 

「かきを愛していることの証明」として「牡蠣が好き!」という志さえあれば取得できるし、「牡蠣好きを改めて強烈にアピールするおもしろいネタ」にもなりますので、とっても素敵な資格だなあと思います。気になった方はチャレンジされてみてはいかがでしょうか?

 

人生、結局
オモシロいかどうかだけだと思うわけ。

 

そういう意味では、「認定 かきオイシスト」資格は人生をチョッピリ面白くする資格とも言えそうです。後から知ったのですが、どうやらバッチも貰えるようです。

 

個人的に、あんまり資格取得とか肩書に興味はない方なのですが、牡蠣にかかわる資格や検定って、ほかに何があるのかな?とふと思ったので調べてみました。

 

■日本オイスター協会(JOA)オイスターマイスター認定資格

オイスターマイスター資格とは、日本オイスター協会(JOA)さんの認定している3種類の資格です。

日本オイスター協会さんを少し調べてみると、

おっと!見覚えのあるデザイン。そうなんです。カキコがたまたま取得した「かきオイシスト」もどうやら日本オイスター協会さんも認定してくれた資格になっているもようです。

※現在は日本オイスター協会さんの窓口業務をカキペディア編集部さんが代行して行っているようです。

 

■カキコも合格取得!ジュニアオイスターマイスター(Jr. Oyster Meister)(難易度:2/10)検定と申請手順

資格の定義として掲げられていたのが、

自らが牡蠣を「楽しく美味しく食べる」ために知識を有していることをJOAが認定してくれる資格とのことです。

こう読むと、「かきオイシスト」ととの違いが曖昧な印象でしたが、受験が「かきオイシスト」同様にオンラインかき検定(80%で合格)+手数料の納付という事から、調べるついでにカキコまたもや受験してみました!

 

30分くらいで合格しました!(爆)

 

というわけで、本日からうっかり「ジュニアオイスターマイスター」になってしまった岩カキコです(笑)

 

まさか2日で「カキオイシスト」「ジュニアオイスターマイスター」になってしまった岩カキコです。

 

感想としては、ジュニアオイスターマイスター資格カキオイシスト資格よりも若干ですが、検定の試験の問題が専門的な話となっていました。

 

また、検定試験のページに「攻略開始」「弱点克服」「ランダム出題」の項目があって、日々精度を上げていくことができるもようです。繰り返し問題をやっていくことでいずれ8割に達するという感じですので、改めて自分で自主勉強をする必要はなく、このページですべてが完結しています。

 


画像:かき検定(ジュニアオイスターマイスター)

 

ここで、80点以上を獲得すると、認定証を発行して貰える認定番号のようなものが表示されるので、オイスターズジャパン(日本牡蠣協会)のサイトの内の「かき検定」のページに戻り、ショップページから申請のための認定料納付をカートに入れて購入します。

 

「かきオイシスト」は決済機能を備えている「BASE」で認定資格の申請料を納付できたのでカード払いが出来ましたが、なぜか「ジュニアオイスターマイスター資格」については「代引き」1拓でした。なぜなのかは不明です。

 

なので、かかる費用は

3300円+税+配送料+代引き費用で合計4589円(※)でした。

※2021年3月時点での価格です。

 

「かきオイシスト」同様バッチ発行もあるようです。

 

バッチが来たら見せてあげるね!

 

きました!(笑)


2021年4月撮影

 

 

申請後は、Facebookの「牡蠣情報共有グループ」にも参加できるようです。めっさ、たのしみやんね~♪

 

楽しみが増えそうなここまでの2つの資格は自宅でいつでも受験が出来て、手続きまでも自宅で完結する素敵な資格なので、求職活動中で履歴書の技能欄がスカスカの方などは1日でとれますのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

ちなみにガス溶接免許も2日間でとれます。全く実用的ではありませんが、かなりの率で面接時の話題としてピックアップされるので、これらの資格は「自分の魅力と熱意」をアピールするチャンスを向こうから振ってもらえる貰えるお得な資格と言えます。

 

 

■オイスターマイスター(Oyster Meister)牡蠣取扱責任者受験資格と検定内容(難易度:6/10)

さて、オイスターマイスター資格ですが、ここからはぐっと敷居が上がります。大前提で、ジュニアオイスターマイスター検定に合格して登録申請されていることが受験資格となります。

 

 

こちらの資格の定義として掲げられていたのが、
「安全な牡蠣を正しく判断して楽しく美味しく適切に提供すること」に対して徹底的に突き詰めたスペシャリスト、という事です。

 

ただの牡蠣好きレベルから、「安全で美味しい牡蠣の提供」ができる人材にランクアップしています。牡蠣取扱責任者資格という事になります。

 

ということで、試験の工程も難易度がグッと増しています。

●JOA実施の昇格検定試験の合格
●JOAの定める「牡蠣の安全基準」に基づき「安全な牡蠣の選択」が出来る
●JOAの定める「衛生管理基準」に基づき「安全に牡蠣の提供」が出来る
●牡蠣に関する間違えた情報の発信をしない
●殻付き牡蠣を可能な限り、水揚げしたままの状態で消費者に提供できる能力を有する。具体的には下記の専門知識と技能。
 ・牡蠣の選別方法
 ・牡蠣の運搬方法
 ・牡蠣の洗浄方法
 ・牡蠣の保管方法
 ・牡蠣の提供方法
 ・牡蠣の処分方法

●牡蠣あけをガイドラインに沿って出来る
・一般流通の殻付き牡蠣のスムーズな開殻
・ケガをしない
・貝柱を殻に残さない(殻からはがすことが出来る)
・身を傷つけない
・カキの殻を可能な限り壊さない(器として使用)
・牡蠣殻の破片を身に混入させない
・海水を活かせること
・可能な限り、牡蠣にストレスをかけることなく生かしたまま提供が出来ること

●消費者に対して、望む牡蠣の提案が出来ること
●消費者に対して、様々なタイプの牡蠣と楽しみ方の提案が出来ること
●最低限の牡蠣料理の知識を有している、調理者に対して最適な牡蠣の提案が出来ること
(料理能力の有無は判定外)
●ホームページ上に顔を出して活動を行うことが出来ること
●反社でないこと
●JOAが開催する講習会を定期的に受講し、自らの能力を高めること

その他に牡蠣を提供する店舗や商用での活動を行っている人、行う予定の人は施設を含めてJOAへの届け出が必要であり、それらも牡蠣の安全基準と衛生管理基準を満たしている必要があるようです。

 

一気に難易度爆上げ!

そうなんです。ジュニアオイスターマイスターから、ジュニアを取って昇格するには、基本的には「プロとして商業活動が出来る域」にまで一気に内容も難易度も上がっていました。

 

カキコのようなにわか牡蠣好きレベルではですね、ちょっとかなりの決意がなければ取得は難しそうです。

 

それでも私はぜったいに取得したいんだ!という方はこちらのページに分かりやすいご案内がありましたので残しておきます。

ちなみに検定料金は35,000円+消費税がかかって、かつ、店舗事業等をしている人はそこへの出張型検定の実費(交通宿泊費等)もかかり、それ以外の方は茨城県つくば市で行われている来場型検定を受ける必要があるそうです。

 

ノリコの受験も終わって、個人的には今年から多分ヒマなので、オイスターマイスター資格を取るのもいいな、とも思いましたけれども、基本的に「食べる方が数段好き」というワガママな消費者側であるカキコはですね、一旦、気持ちが高ぶるまではこちらの資格取得については保留しようと思います。

 

でも、プロとして牡蠣を提供されている方にとっては、安全で美味しい牡蠣の仕入れ先や牡蠣情報の提供、牡蠣視察のお誘いなど、資格取得によってとても有益な情報を得ることが出来るようになりそうです。

 

私もランダムに全国の牡蠣を食べ歩く「カキ友」をゆる募しています(笑)

 

■グランドオイスターマイスター(Grand Oyster Meister)認定基準(難易度:10/10)

こちらは技能検定というよりも、JOAが認定を行う「名誉資格」であるようです。

 

基本的には「オイスターマイスター」の延長線上にあるという事なので、オイスターマスター資格保有者の方が注目されやすいのでしょうが、牡蠣の消費の拡大などに対して目覚ましい功績を残した人に対してJOA理事会が発行する名誉資格だということで、功績によってはオイスターマスター資格を持っていない人も認定されることがあるようです。

この資格については、取ろうと思って取れる資格ではなさそうですw

 

■一般社団法人牡蠣の会「牡蠣師」

「牡蠣師」というインパクトのある名称が検索に上がってきましたので調べてみました。

すると、一般社団法人牡蠣の会さんが入会費と諸費用で募集している会員になることでその中の選択肢の一つに「牡蠣師」というものがあり、一般的な牡蠣に関する安全や衛生、調理に関する専門知識に加え、「心臓を活かしたままの牡蠣開け技術の取得」というものが出来るようです。

 

ちなみに牡蠣の心臓はどこなのか(笑)?牡蠣マニアクイズさんの問題にありましたので引用させていただきます。

 


画像:牡蠣マニアクイズ

 

正解は1です

1:心臓
2:貝柱
3:口
4:エラ

 

フランスでは殻に口をつけて中の汁をこぼさないように吸ってから、まだ生きている牡蠣を飲み込むのがたまらないという話もあるので、日本のオイスターバーで提供されているような貝柱を切って真水で洗ってから提供される形式とは別の提供方法を教えてくれているのかもしれません。

 

 

技能取得に関する詳細は問い合わせが必要のようです。初年度にかかる会員費用の合計が12万円ということで、技能維持にも会員であり続けることが必要なのかどうか等、不明点がかなり多いため、なかなか取得人数が少なそうなレア資格であります。

 

それをチャンス!と思う方は調べてみるのもいいかもしれません。なお、会員になることで、市場には出回ることのない希少な牡蠣を特別卸売価格で仕入れることも可能であるようです。

 

■フランスの牡蠣むき職人「エカイエ」は社会的地位の高い専門職

フランスの牡蠣について調べていたら、フランスの牡蠣はノルマンディー地方やブルターニュ地方など、「潮の干満の差」の激しいところで育つために、1日に何時間か太陽に照らされる時間が発生することから、生命維持と中の水分を蒸発させないように殻をしっかり閉じる筋力、つまりは貝柱がしっかりと育つようです。

 

 

そのため貝の閉じる強さはその貝柱の筋力の強さによるわけなので、強い力で閉じているこれらの産地の牡蠣の蓋を開けるのは並大抵ではないそうです。そのために、フランスでは牡蠣むき専門の職業として「エカイエ」という職人が古くからいます。

『18世紀パリ生活史』内の記載によるとこの頃、すでにパリでは生牡蠣が大量に食べられていて、パリのグルメの間では昔から「生食」が愛されていたようです。

 


画像:Amazon

 

当時の牡蠣むき職人は女性だったようですが、現在では寒さに強いサヴォワ地方の出身男性などがエカイエという専門職人として多く活躍しており、その社会的地位もパティシエやシェフなどと同様に確立されているようです。

 

ちなみに、アメリカでは牡蠣むき職人は「シャッカー」という呼称です。

日本では「打ち子」「打ち娘」という呼称で呼ばれており、その名の通り、昔から女性の職業のようです。

 


画像:広島市水産振興センター

※左が昭和24年当時のかき打ちの様子で、右が現在

熟練した打ち娘さんは、一日(実働8時間)に、平均3200個のかきをむき、そのむき身重量は25~62kgにもなるといいます。
引用元:広島市水産振興センター

 

打ち娘さんのお仕事は海外からの実習生の職業としても訓練が行われていることが分かりました。それらの詳細が書かれたchibimaoさんのブログに打ち子さんの具体的な報酬の記載がありました。

 

牡蠣の打ち子さんの賃金というのは
漁業組合?で決まっていて、
1キロ120円の計算です(12月はね)。

引用元:妹妹(≧▽≦)vの帰国後奮闘記☆2☆

 

従業員の1日平均が50キロとのことだったので、6000円ほどという事になります。結構、体力も使う大変な仕事ですが、打てば打つほど報酬になるということで、ザ・実力社会という印象です。そこで女性たちが昔から働いてきていたという事です。

 

こういうところに身を置いて切磋琢磨してきた方からすると、昨今の年功序列の廃止だとか、終身雇用の滅亡ボーナスカット中間管理職の廃止なんかは当然のことで、結構フツーに受け入れられる感性をされているんじゃないかと想像します。

 

あたり前田のクラッカー!
あまえんな!

 

って感じかもしれません。役に立たないものはいらん、というシビヤな世界のようです。

 

話は戻って、どうやったらなれるかは分かりませんでしたが、
フランスでエカイエを目指す!というのも素敵な人生選択になるかもしれません。

 

では♪

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