中目黒『牡蠣入レ時』コロナでも驚愕の満員御礼!生ガキ大盛況モード

100万円分の牡蠣を食す旅

■コロナで時短営業店が続出している中の大盛況店!中目黒『牡蠣入レ時』

100万円分の牡蠣を食べるツアー第1回目の地として、どこに行こうかな??と考えていたのですが、初回は東京の中目黒にある牡蠣入レ時』さんにお邪魔することにしました。

私は東京在住なのですが、牡蠣の味やサービス、価格といった全体の価値や満足度を考えた時に、牡蠣入レ時』さんのコスパは都内でもだいぶ素敵な感じです。

 


2021年2月撮影

 

また、中目黒には野暮用で会社を辞める前まで(2018年頃)はかなりの頻度(週3くらい)で足を運んでいたため、その帰りにフラッと立ち寄ることもあったお店でした。

 

私は会社を辞めてから、2年先取りのステイホーム状態を決行していたので、しばらく牡蠣はおろか外出すらすることなく仕事仕事で没頭していたわけですが、2020年にコロナが大流行して、外食業界が大打撃を受けている状況が続いたことで、私のお世話になった牡蠣屋さんがどうなっているか少し心配もしておりました。

 

ですが、私自身が高齢の両親と同居していることに加え、娘が2021年新春に高校受験を控えている状況でしたので、これまではお店に行くことはおろか、生牡蠣を食べることも出来ませんでした。

 

生ガキたべたーい!!

ということで、娘の進路が無事決まった2021年2月にお店をお尋ねすることに致しました。

 


2021年2月撮影

 

マッテロ!生ガキ!!

 

まだ時短営業が続く都内だったので、夕方、生牡蠣友達と待ち合わせをして、いざ牡蠣入レ時』さんへ!

コロナ禍で在庫や営業がやや心配ではありましたが、それよりも何よりも「生ガキ食べたい!!」の一心で伺わせていただきました。

 

★『牡蠣入レ時』(中目黒店)さんのページはコチラ

 

■生ガキ在庫の心配全くなし!豊富すぎる産地の牡蠣がたくさん!

 

正直、都内の飲食店が時短営業を続けている状況でしたので、私も永遠に閑散とした店内&在庫少な目営業を覚悟して伺った私でしたが、お店の前に到着した途端、このような気合の入ったお店の営業状況を確認しました。

 


2021年2月撮影

 

27時までやってます!!

 

おー

そして、まずは『本日の生ガキ』3種6個2800円を注文。


2021年2月撮影

 

2個づつ3種6個(種類はランダム)の素敵なセットです。

右下から

 

■知内(しりうち)<北海道産>の生牡蠣

北海道の知内産の牡蠣は、日本海を北上する暖流と、太平洋からの寒流が交差する津軽海峡の荒波で育ち、潮流(しお)恵みを受けてうま味のある牡蠣に育っているそうで、えぐみがなく、食べやすく、そして比較的大きさが大きいのが特徴のようです。


2021年2月撮影

 

日本海側と太平洋側の潮MIX!

 

北海道知内町のふるさと納税のお礼の品としても2021年に人気だった様子です。

知内は牡蠣のほかに知内ニラ「北の華」というものも名産だそうですので、


画像:北海道知内町

 

2つのコラボ料理の牡蠣鍋かなんかが何となくありそうです。

 

■大船渡(おおふなと)<岩手県産>の生牡蠣

岩手県の大船渡産の生牡蠣、小学校の時に学んだ三陸リアス式海岸で育った牡蠣という事です。リアス式海岸なんて、覚えても結局役に立たなかったな…と思っていましたが、そこで牡蠣がすくすく育っている!と聞くと、無駄だと思っていた知識にも味わいと面白さがわいてくるから不思議です。

 


2021年2月撮影

 

大船渡港は外側の海と接している開口部が非常に狭いため、知内産が太平洋側と日本海側の潮が混ざる激流の中育った牡蠣であることとは対照的に、穏やかな湾の閉鎖的海域で育っているというところです。

その湾の中に6河川が流れ込むことによって、森や川の栄養分を食べて大きくなっているとのこと。

 

大船渡産の生牡蠣の中でも赤崎牡蠣というものが
・3年かけて育てた牡蠣しか出荷しない
・養殖技術として年1回65度のお湯で「温湯処理」を行っている

という事が今回分かったので、今年中に「赤崎牡蠣」を目指して食べにに行きたいなと思いました!

 


画像:とんかつ一幸

 

余談ですがとんかつ一幸さんではこちらの牡蠣が取れる時期には特製カキフライが1個400円で追加でき、食べられるそうです。

 

絶対に食べたい!!

 

■天草(熊本県産)の生牡蠣

日本で最も人口が多いと言われている離島、熊本県の天草ですが、栄養たっぷりの豊かな有明海と黒潮が寄せる天草灘に面していて、海の恵みをたっぷりと受けている土地出身ということで、そこで育った牡蠣もそのジューシーなうまみをたくさん吸収して育っています。

 


2021年2月撮影

 

すみません、このあたりから食べることに夢中になっていて写真が微妙になってきますw
カキコうっかり、でございます。

 

しかし、情報では熊本産で唯一、生で食べられる岩牡蠣が「天草岩牡蠣」と記載があり、今は2月でもっか冬。ん??

まだ、「牡蠣無知」であるカキコですが、「岩ガキ」=夏 というくらいは何となく思っていたので、これは多分岩牡蠣ではないと思われます。でも生で食べられるけど・・・?

その後、何の因果か、店舗のトイレ内のポスターにこんなものが。

 


2021年2月撮影

 

そこで、「トイレのポスターにある天草岩牡蠣って今あるんですか?」とお訊ねしたところ、「今はございません。」とのことでしたので、天草には生で食べられる牡蠣はある、という事でまとめさせていただきたいかと思います。

 

■2周目の生ガキ3種盛りも別の産地。上等でございます

 

さて、準備体操のような3種盛り1周目が終わったところで、いざ、2周目へ。

3種盛りはお得なセットで6個で2800円ですから、1個単価がおよそ467円。そのほかにもその日に単品で出している牡蠣もあるのですが、およそそれらは1個700円ほどなので、かなりお得なセットであることに間違いありません。3種盛りにはそのメニューにない産地の牡蠣がランダムに入ってくるようです。

 

ということで、生ガキを食べに来たので、もちろん2周目!

 


2021年2月撮影

 

「2周目も違うのいけますよ!」と意気揚々と声をかけてくれるカキ王子。中目黒店が好きなところはこのカキ王子の気さくなお人柄もあります。ホント、カキ王子が居るから、第1回目をココにしたと言っても過言ではございません。

色々なきめ細やかなお心遣いでお客さんを喜ばせてくれています。やはりですね、お客様へのきめ細やかさが、カキに対するきめ細やかさにも比例すると私は思うのですよ。

 

そして主役は俺ではなく牡蠣!
それを召し上がるお客様!

 

そんな、心意気をじわじわ感じさせてくれるお店となっています。涙ボクロがチャームポイントの素敵な店主さん(?)です。2周目の産地はコチラ

 

■御荘湾(みしょうわん)<愛媛県産>の生牡蠣

調べてみると、愛媛県の御荘湾も岩手と同じように「リアス式海岸」であるという事が分かりました。もう、小学校の時に覚えた「リアス式海岸」を日に2度も連呼するなんて、何という事でしょう。さらに、御荘湾も大船渡同様に、山に囲まれており、7つの川が注ぎ込んでいるという事で、海の食べ物といえど、山の恵みもたくさん吸収しているコラボのうまみであることが分かりました。

 


2021年2月撮影

 

海のミルクは
山のミルクでもあった!

 

この地にもどうやら真牡蠣だけでなく岩ガキがあるもよう。

 


画像:御荘湾 上甲商会

1月中旬~4月中旬はかき小屋もオープンしているようなので、こちらもチェックであります!(要予約)

 

早くいきたいよーw

 

■門司(もじ)<福岡県産>の生牡蠣

 

3種盛り2周目の福岡県門司産の生ガキ。


画像:2021年4月撮影

北九州福岡の門司周辺の牡蠣を調べましたら、やばいです。ここらは完全にカキの穴場スポットのようです!かき小屋がやたらたくさんありました!

元々、北九州は海苔の養殖が盛んだったようですが、海苔の不作の対策としてカキ養殖が盛んになったようです。豊前海の牡蠣はあまりにも栄養豊富である為か、8ヶ月という異例の速さで大きくなる牡蠣であるそうです。(通常は20か月ほど)

 

1981(昭和56)年、北九州市門司区恒見地区で、福岡県初のカキ養殖がスタート。殻付きのまま出荷することから、2009(平成21)年、福岡県が誇るブランド食材『豊前海一粒かき』となり、このうち6割以上が今も恒見漁協から出荷されている。
引用元:トレたび

 

がしかし!

 

カキコは前世がラッコではないかと思うほどの生ガキ好きである為、基本的には牡蠣は生で食したいのであります。

福岡県門司エリアのブランド牡蠣を調べてみたところ、「豊前海一粒かき」というものがありました。旬のシーズンは1月頃~とのこと。

 


画像:akikurojpn.com

 

なんかでも、焼いているのばっかりなんだよなー。ちょっと生ガキはたくさん食べるのが苦手…という方は福岡いいかもしれません。

もう少し、このエリアは調べていく必要がありそうです。たまたまエリアマップを見つけましたのでリンクを一旦ここへ添付しておきます。

豊前地区カキマップ

糸島・福岡地区カキマップ

 

さらに、このエリアには門司区から小倉南区にかけて、通称『北九州カニ・カキロード』と呼ばれているカニと牡蠣のグルメロードがあるようです。

 

■石巻(いしのまき)<宮城県産>の生牡蠣

さて、2周目最後を飾るのは宮城県石巻市産の生ガキです。雄勝湾で育った牡蠣の特徴はミネラルを豊富に含んだ湧き水により旨味が凝縮されていること、塩分濃度の濃い海域なのでそこで育つ貝類は塩味が濃いことがあげられるようです。

 


画像:2021年4月撮影

 

確かに、
他のに比べて塩分濃かった!

 

塩分系の味付けは一切不要。

 

■お通しももちろん牡蠣。やるな、中目のカキ王子!焼き牡蠣はジューシーなのでお通しでも後!

 

さて、2周目が終わってまったりしていましたら、

「3周目も実は別産地で行けます!」とのカキ王子のひと声もあったのですが、チラ見して連れの牡蠣友達Kちゃんをみたところ、「そろそろ生ガキいいかも」オーラがあったため、3周目は今回やめました。

 

あと、何となくですが、今回は「磯系の味」の生ガキが多かったので、それぞれ美味しかったのですが、私の大好きなミルキー系は色々な理由で今回は出ないかもな…とちょっと思ったというのもありました。

 

にしても、

コロナ禍に3周目も違う生ガキ出せます!って凄くないですか??私はそこにちょっとカンドーしましたね、今回。

と、箸休めに入ったところ、間髪入れずに登場したのがこちら。

 


2021年2月撮影

 

ぷりんぷりんの焼き牡蠣。
ワッショイ!

 

お通しでございます。

 

も~~~~カキ王子分かってらっしゃる!!これはお通しとはいえ、生ガキの後に出すべきお皿なのであります。生牡蠣の磯に若干、冷やされた胃がですね、このあったかーい牡蠣の香りと濃厚な味わいで食欲をもう一度引き起こしてくるんですね。

 

ホント、別腹!!

 

先ほども書きましたが、私は加熱した牡蠣よりも基本的には生牡蠣が好きなんですが、今回のこの焼き牡蠣の美味しさにはかなり感動しました。しかも「お通し」!メニューの品だったら、頼まなかった可能性の高いこの「焼き牡蠣」でしたが、正直、今回全ての生牡蠣を越えた美味しさでした。

 

こういう、自分だけでは達成することがなかったであろう棚ボタ的な幸福って、予想通り、期待通りに出てきたものよりも感動が大きい気がします。

 

■大好物カキフライ+ホタテ焼きにいってみる。

 

ココから一気に加熱系にシフト。


2021年2月撮影

 

加熱系で唯一の大好物・カキフライと


2021年2月撮影

 

かつてKちゃんとの出会いのきっかけになったホタテ焼きを番外編として記念に食べました。

 

■あがりの生牡蠣は仙鳳趾<北海道産>年間通して生食可能!

 

これを頼んだ頃には店内はほぼ満員御礼状態となっていました。
「予約が入っているんで次でラストオーダーです」と促された我々。コロナ禍の想定外の大盛況に正直びっくりもし、今後も都内の生牡蠣はココへ来れば安泰だと胸をなでおろしました。

最後に注文したのは単品注文の出来る生牡蠣で北海道産の有名な仙鳳趾(せんぽうし)でした。

 


2021年2月撮影

 

今日知ったのですが、「せんぼうし」ではなくて、「ぽ」なのですね。このカキは、私の自宅近所のイタリアンのお店の店主も仕入れている種類の生牡蠣だと知っていたので、外れるわけがない、という事で最後に注文しました。(結局、外れはありませんでしたが)昆布森というくらいですから、たくさん昆布をたべて、うまみ成分ドバドバなのだと思われます。

 

釧路町の東側で厚岸湾の端に位置することから、潮の流れが少しきつく、そこで育った牡蠣は身の締まったプリプリとした牡蠣になります。殻に対して身が大粒で、強い甘味と濃厚でコクのある味わいが特徴です。また、北海道東側は涼しい気候のため、年間を通じて水温が低いことから一年中牡蠣が食べられます。
引用元:北海道釧路町 昆布森漁業協同組合

 

生牡蠣が1年中食べられるとか、もーまさにカキコが移住すべき土地、という感じなのですが、あいにく私は気温15度以下のパフォーマンスがだだ下がりになるという体質であるため、何とかクロネコヤマトのクール宅急便が届く最も南の最果ての地へゆくゆくは移住したいと考えています。

 

牡蠣と気温の共存がむずかしいのねん。

 

これで、今回の第1回目100個万円分の牡蠣食うツアーは終了です。Kちゃんと3杯ずつお酒も飲んで、割り勘で1人約8000円でした。でも、普通の食べ方だったらきっと4000円くらいで行くんじゃないでしょうか。3800円くらいのコースを前回頼んだのですが、それもかなりおすすめです。

 

今回カキコが食べた牡蠣

●生牡蠣3種盛り6個:2800円
●焼き牡蠣1個:お通し
●カキフライ:2個:500円くらい?
●仙鳳趾1個:720円

計10個 約4000円
残り予算:99万6000円

 

そして、今回色々調べた中で、衝撃的な事項を見つけたので、今回の最大のメモとして残したいと思います。

 

牡蠣は9月~2月頃まで放卵後の時期となり、身が痩せております。ご了承の上、ご注文をお願い致します。 

 

なんと!そうでしたか!
まあ、でもここからが美味しい時期に入るという事と、カキコの大好物岩ガキシーズンももうすぐ!という事で、ゆっくりツアーを進めていきたいと思います。

それでは!

 

ぽ!

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