■2013年 伝説の岩牡蠣との出会い in 金沢
皆さんからの牡蠣投稿をご紹介するカテゴリーですが、まず最初はサイト運営者の岩カキコの牡蠣物語を先にひとつご紹介しておきたいと思います。
カキコの生牡蠣好きは、記憶が確かならば2000年前後には人物紹介における特記事項レベルに達していたと思うのですが、それを確固たるものとして記した伝説の岩牡蠣というものが実はありました。
それは、忘れもしない2013年夏に家族旅行で訪れた金沢の地にありました。家族で特に目的もなくお昼に入ったお寿司屋さん。今思えば、夏の岩ガキという事で、旬も旬、お店にも手書きのオススメメニューででかでかと掲げてありました。
「岩ガキ 1個2000円」
え!1個2000円もするの!?
食べたい気持ちは山々でしたが、当時の私にはとても高いように感じました。これがその時の私の正直な感想でした。私1人で入ったらとても頼むことのない値段だったと記憶しています。
ですが、私の父親が、私が生牡蠣好きだと知ってか知らずか分かりませんが、その生牡蠣を注文したんですね。家族4人での旅行だったので、確か2つ注文したと思います。いつもは「ド」がつくほどの質素倹約に努める私の父でしたが、この時は何を思ったのか注文したので、2重の驚きでした。
2粒4000円!
わ~お。大盤振る舞い!
そして、岩牡蠣は大きな殻に女性のこぶしほどのサイズの身が輪切りにされた形状で登場しました。私は人生で初めて、牡蠣が輪切りにされて出てきたのをそこで見たわけです。もう、ホントに今まで生牡蠣好きと豪語していたのが恥ずかしくなるようなカルチャーショックな出来事でした。
ところが、その時の写真を私はなんと撮っていないのです(笑)
なんと!
なので、それを再現したようなものを画像として載せます。その時の牡蠣ではないのでこんな感じ…に思ってください。(ちなみにこちらは銀座の和食料理屋さんで1個5000円前後でした…。)
5年越しに食べた(というかこれもご馳走して貰った汗)こちらの牡蠣も大変美味しかったです。
2018年1月
ですが、2013年の金沢の生牡蠣はもうホントにこれまでの生牡蠣で最高レベルで、とてつもなく感動した1品でした!こんな生牡蠣があったとは!!という衝撃の1品でしたね。
ですから私の心に生牡蠣の火が点いたのは今からかれこれ8年前の夏、という事になると言ってもいいかと思います。
■輪切り岩牡蠣の魅力を語ってみる。
それから何度か、味を占めたカキコは輪切りの大粒の岩牡蠣を食べることになるわけですが、輪切りの岩牡蠣の魅力はというと、1粒の中にイメージ的には太平洋側の磯っぽい感じと日本海側のミルキーな感じが輪切り箇所によって分かれていることで、いくつもの牡蠣の魅力が詰まっている「生牡蠣のデパート状態」(彦摩呂さんかよw)になっているという事です。
本当に1粒での満足感が物凄いことになっています。
画像:食べログ
やはりですね、私の中では正直、2021年現段階では能登産の岩牡蠣がナンバーワンなのではないか?という仮説におります。
牡蠣の美味しさも衝撃的だったのですが、私の中ではやはり色々な「驚き」と「思い出」もひとつのエッセンスだった可能性があります。前述のように「ド」付の質素倹約体質の父親がですね、クラブの女性のためではなく、家族の喜ぶ顔と思い出のために出した1粒2000円の投資は私の中では結構な衝撃でした。
家族には「ぜいたくは敵」と長年言い続けてきた父親が、人生も晩年に入り、金の使い方や価値観が急激に変化したのを感じた瞬間でもありました。
結局のところ、この1粒2000円の投資は私に人生で忘れられない生牡蠣の味とその思い出を刻んだという事を考えると、とても価値ある有意義な投資だったとも言えます。きっと私も死ぬ間際には家族みんなで囲んだ金沢の牡蠣を走馬灯の1コマの映像として思い出すことになるでしょう。
その後、牡蠣友・Kちゃんと金沢牡蠣の旅へ再び行ったのが2018年、2019年には広島にも食べに行きましたので、それはまた改めて書いてみようと思います。
100万円分の生牡蠣を食べるツアーで伝説の生牡蠣を超える1粒に出会えるのか!?乞うご期待です。
美味しい牡蠣情報をお持ちの方はぜひ情報をお寄せくださいませ。
それでは♪
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