■コロナ禍でも東京の食はホントに天国じゃあるまいか
2020年3月2日に、岩カキコのソウルメイトだと思われる友人I氏のお誕生日という事で、東京は新宿御苑近郊にあるCafe LA BOHEME[カフェ ラ ボエム] 新宿御苑さんへ行って参りました。
生きている時間の中でもコロナ渦での実体験というのは、おそらく歴史的な経験といずれなると思うので、ちょっと細かめにその点も記載します。
画像:HOT PEPPERグルメ
東京は相変わらずの飲食店自粛ムードが続いており、休業手当を受け取るか、店を継続営業するかで各お店ごとに割れており、多くの飲食店は20:00までの自粛営業を選択している印象でした。
主にその状況となった要因には東京都産業労働局が提案していた協力金の内容が大きかったようです。
営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金
支給額:一店舗当たり186万円
緊急事態措置期間開始の令和3年1月8日から2月7日までの間、全面的に協力いただいた場合(31日間)
なお、営業時間の短縮に向けて準備等が必要な場合において、令和3年1月12日から2月7日までの間、全面的に協力いただいた場合(27日間) は、一店舗当たり162万円※ 令和3年1月22日から2月7日までの間、全面的に協力いただいた場合(17日間)は、一店舗当たり102万円
引用元:東京都産業労働局
この協力金については東京都の緊急事態措置期間の延長から2月8日~3月7日までの分も支給されることになったようです。その協力金を受け取る条件のひとつとして下記のようなものがありました。
夜20時~翌朝5時までの夜間時間帯に営業を行っていた店舗において、朝5時から夜20時までの間に営業時間を短縮すること。酒類の提供は11時から19時までとすること
このような協力金が発生したことから、多くの飲食店では時短営業に協力することを選択することが多かったようです。酒類の提供が19時までというのはお腹を膨らませるだけの営業ではなかったお店にとっては趣旨から覆されてしまうわけで、
当たり前に利用していた我々消費者側にとっても、「人と夜までお酒を飲んで交流することは贅沢なこと」となってしまったようなカルチャーショックが起こっています。今後は交通も終電時間の切り上げなどが決定していますし、庶民レベルから経済崩壊が進むであろうことから、コロナが過ぎ去った後も、その「ぜいたく」に対する変化は一過性のものではなくて、今後も何となく続いていくのかもしれないなという予感も致します。
■そんな中、協力金を受け取らずに攻めの営業をすることを選択したお店にお世話になる
さて、今回はお誕生日をお祝いするのに一緒に食事をする、というのが目的だったわけですが、友人I氏のお仕事が終わって新宿近辺に来られるのが18:30という事で、そこから20:00までとなるとせっかくお誕生日のお祝いで会ったのにほぼ1時間くらいで解散となってしまうわけで、今回は「何食べたい」よりも20:00以降も営業しているお店を探して落ち合うことにいたしました。
18:30過ぎにお店に到着すると、広い店内には5組未満のお客さんがいる感じで、だいぶソーシャルディスタンス完璧な雰囲気でしたが、それも帰るころになると席を待つお客さんもエントランスにいたりして、ほぼ満席に近く、そら営業する方選ぶよね、という盛況ぶりでした。
人通りの多い駅前、というわけでもないエリア、しかも火曜日なので、どれだけみんなが飲食店難民化しているかが分かる印象でした。
色々とご意見はあるとは思いますが、先日訪れた中目黒の「牡蠣入レ時」さんも含め、締めてても協力金が貰える状況の中であえて「営業」を選ばれたお店には、悩みに悩んだ結果の「特別な意思」を個人事業主の岩カキコとしては感じます。
それらのお店に共通して感じる波動としては、「もうコロナの先の時間」を見ているという事です。
民法の概念に「権利の上に眠る者は保護しない」という有名な言葉があって、これは主に民法144条で定められた「時効」についての項目で出て来る話で、「権利があるという事に胡坐をかいている人は救済に値しない」という事を言っているのですけれども、ちょっと厳密には今回のケースとニュアンスは違いますが、いつまでも権利権利と自立を先送りにしている状態は幸福にとっても、健全な未来の日常を取り戻すためにもよろしくないという事を自戒も含めて改めて感じた次第です。
コロナ感染拡大を防止する策として、全体で協力して…等の概念ももちろん正しい判断だと思いますし、どっちが正論どうのこうのと身内で闘うのではなくて、やはり、今全体でやるべきことはみんなでそろそろ「コロナの後の世界を一緒にいいものにしていこう」という「気持ち」の一致なんじゃないかなと感じます。
で。
正直、今回は「何食べたい」で選んだお店ではなかったので、言い方があっているかどうかわかりませんけれどもそこまで料理に対しては期待をしていませんでしたが、予想をはるかに超えるとても美味しいお料理を食べることが出来ました。
画像:HOT PEPPERグルメ
天井も高くて素敵な空間!
また、牡蠣料理にもたまたまでしたが出会うことが出来ました。
まずは牡蠣の前に、とにかく次にCafe LA BOHEME[カフェ ラ ボエム] 新宿御苑さんへ行ったら1人1皿絶対に頼みたい!と思ったお料理がこちら。
■ブラータチーズのカプレーゼ 1320円(税込)
大げさではなく、こんなおいしいモッツアレラチーズは生まれて初めて食べましたよ!とっても甘いトマトとバジルの風味と、サイコーの一品でした!!
画像:HOT PEPPERグルメ
必達です。
また今すぐ2皿食べたいです。
■兵庫県室津産 牡蠣の香草バター焼き 1Piece/418円(税込)
そして、お待たせしました。今回の「100万円分の牡蠣を食べるシリーズ」の牡蠣は生牡蠣ではなく、香草バター焼きでした。
画像:HOT PEPPERグルメ
ガーリックバターの香りとカキとパン粉の少し焦げた感じが絶妙でした!基本的に加熱したタイプの牡蠣はあんまり量を食べられる気がしないカキコですが、これなら10ピースくらいはいけたかも??と思いました(爆)
牡蠣も調理でここまで変わるなんてやっぱり奥深いよなー。と思いました。
但し、貝類のガーリックバター味となると、やっぱり昭和生まれの私としてはどうしても「エスカルゴ」を思い出す感じで、触感はかなり違いますけれども、「味わい」としてはガーリックバター的なうまみが共通である為、ここに「おいしい牡蠣である必要性」はあまり感じませんでしたw
ですから「牡蠣の味わいを楽しむ」というイメージのメニューではなくて、食事の中の1品として美味しいもの、という位置づけのメニューかなと思います。というわけで、今回は「牡蠣の美味しい店」というカテゴリーではご紹介していませんが、こんな風にさらっと日常で牡蠣に出会うのも実はカキコにとってはとても楽しいものです。
これはいずれ、牡蠣レシピに加えて、お取り寄せ大量牡蠣の調理に使うのがいいかもしれません。あったかい状態でテーブルに出てきましたが、冷えても全然おいしそうな品であります。
牡蠣の香草バター焼きレシピはコチラ
こんな時期に、ここまでサラリと牡蠣に出会える東京は天国じゃあるまいか!と感じずにはいられませんでした。
いつまでも、こんな食天国・東京であって欲しいと思いつつも、こうした東京の姿が見られる時代ももしかすると今の特別な風景であるのかも(?)しれません。与えられていた富に気づくのは、いつも富を奪われた後というのが我々、人間の切ない所であります。
その他のメニューもとても美味しかったので、(パスタはもちもち生麺あり)お近くの方は是非、立ち寄って見られたらいかがでしょうか??
約5000円の白ワイン1本とお料理を二人で食べて、合計でも15,000円行きませんでした。思っていたよりもかなり安くてびっくり。
画像:HOT PEPPERグルメ
★カフェ ラ・ボエム新宿御苑さんの公式ページはコチラ
■100万円食べるシリーズ本日のカキは兵庫県室津産 牡蠣の香草バター焼き
そういうわけで、今回の「100万円分の牡蠣を食べるシリーズ」の牡蠣はカフェ ラ・ボエム新宿御苑さんの「兵庫県室津産 牡蠣の香草バター焼き2ピース」でした!
画像:2021年3月撮影
●食べた牡蠣の累計:12個
残り予算:99万5164円
カフェ ラ・ボエム新宿御苑さんありがとうございました。まだまだカキコの100万円牡蠣食う旅は続きます。
こんな贅沢に牡蠣食っているだけのように見えるであろう岩カキコもですね、未来を現実目線で描くと、決して明るいだけのものではございません。フォーカスさえしてしまえば多分また絶望も感じることは簡単です。
でも、「今、自分の手の中にある贅沢と幸せ」を心配や不安の前に手に入れる!と誓ったのがコロナ大流行が始まった2020年でありました。
こんな好き勝手している岩カキコをみて、より自由に心地よく生きられる人が1人でも増えればいいなあと願っています。
ではまた♪
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